子ども達が巣立って家を出たあと、残された子ども部屋。
「そろそろ片付けなきゃ」と思いつつも、当時の家具や教科書、思い出の品がそのままになっていませんか?
「いつか帰ってくるかもしれないし……」
「思い出が詰まっていて、どこから手をつけていいかわからない」
そんなふうに手が止まってしまうのは、とても自然なことだと思います
でも、子ども部屋の再活用は、過去を無理に片付けるためではありません。
「これからの自分や夫婦の暮らしを、もっと身軽に、もっと心地よくするためのスタート」です。
今回は、活用していない子ども部屋の片付けと、暮らしに合わせた再活用のアイデアをご紹介します。
子ども達が巣立った後のわが家の「リアルな部屋の割り振り」もご紹介しますね。
手つかずになりがちな「巣立ち後の部屋」が抱えるリアル
子ども達が家を出たあと、多くのご家庭で部屋がそのまま物置化してしまうのには理由があります。
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子どもの荷物が残っていて判断できない
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「帰省した時は以前のままの部屋がいいはず」と思ってしまう
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重い学習机やベッドをどう処分していいかわからない

学習机どうやって
手放す?
ここで、冷静に振り返ってみたいポイントがあります。
「子どもたちが帰省して家に泊まるのって、年間で何日くらいあるでしょうか?」
進学や就職、結婚などで巣立った子どもたちが帰ってくるのは、お盆や年末年始など、合わせても「年に10日〜2週間程度」というご家庭がほとんどです。
その10日程も、地元の友人達との約束で外出。
ほとんど自宅には居ないのが現状なのではないでしょうか?
その「年に数日のため」だけに、日当たりのいい特等席の部屋を一年中閉め切っておくのは、実はとてももったいないこと。
大切なのは、「毎日そこで暮らしている今の自分たち」が心地よく過ごせることを一番に考えることです。
子ども達は、心も成長していて「以前と全く同じの子ども部屋」にはこだわらないのではないでしょうか?

子ども達って
親の想像より大人かも
片付けの第一歩は「子どもの荷物」と「親の思い出」を分けること
部屋を新しく使い始める前に、まずは荷物の整理から始めます。
ここで失敗しないコツは、一気にやろうとせずステップを踏むことです。
子ども本人に「持ち帰る・手放す」を決めてもらう
親が勝手に捨ててしまうとトラブルの元になります。
帰省のタイミングなどに
「この引き出しの中だけ見てね」
「使わないものは処分するよ」と範囲を限定して声をかけ、仕分けてもらいましょう。
わが家では使わない物は各自でメルカリ出品して、帰省時のプチ小遣いにしてました。
残った荷物や思い出の品を仕分ける
子ども達にとっては不要でも、親にとって「残しておきたい思い出(アルバム、作品など)」は、親の管理スペースやクローゼットへ移動します。
「子どもの部屋」に置いたままにしないのがポイントです。
一度、「床置き」をなくす
荷物を減らして空間に余白ができると、風が通り、部屋の空気がガラッと変わります。
「ここに何を置こうか」「どんなふうに過ごそうか」と、次の暮らしのイメージが自然と湧いてくるはずです。
【わが家の実例】子ども部屋を「今の私」に合わせてこう変えました!
ここで、わが家が実際に子ども達の巣立ちを機にどう部屋を割り振ったのか、リアルな実例をご紹介します。
わが家には2階に子ども部屋が2つありましたが、現在は次のように使っています。
*イメージ画像(多少間取りを変更しています)
娘の部屋(南東の角部屋) ➡ 「私の部屋」へ
朝から日差しが入り、風通しもあり、一番気持ちいい部屋でした。
ここを「私の部屋(仕事デスク+寝室)」にしました。
私が一番長く家で過ごすので、一番心地いい場所を貰いました。
毎日の仕事も睡眠も驚くほど快適になりました。
息子の部屋(南向き) ➡ 「来客・帰省用の部屋」へ
もうひとつの南向きの部屋は、ベッドとデスク1台のみを置いて普段はすっきりとした状態をキープし、子どもたちが帰省したときの部屋にしています。
子どもたちが2人同時に帰省することは1年で見ても1週間程です。
重なったときは、1階のリビング続きの和室にお布団を敷いて対応しています。
息子の友人が泊りに来ることもあるのですが、布団がないので和室で雑魚寝です(笑)
「子ども1人に個室1部屋」を残し続けなくても、暮らしは十分に回るのです。
以前の私の部屋(北向き) ➡ 「子どもの荷物置き場&室内干し部屋」へ
日当たりがあまり良くなく、エアコンが故障したのを機に買い換えをしなかった北向きの部屋。
ここは無理に「素敵なお部屋」にしようとせず、子どもたちが残していった家具や荷物の一時置き場、そして雨の日の室内干しスペースとして割り切って使っています。
家中すべての部屋をピカピカにリニューアルする必要はありません。
「日当たりのいい場所は、今の自分が毎日過ごす場所に」
「日当たりの落ち着いた部屋は、収納や家事スペースに」 設備や方角に合わせて役割を決めるだけで、家全体がぐっと使いやすくなります。
50代からの部屋づくりで意識したい「2階」との付き合い方
戸建てにお住まいの場合、元の子ども部屋は「2階」にあることが多いですよね。 50代からの部屋づくりでは、この「2階という場所」とどう付き合うかも大切な視点です。
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毎日使う部屋にするなら、動線に無理がないか
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重い荷物を2階に上げ下げしすぎていないか
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普段使わない部屋でも、風を通しやすい状態になっているか
年齢を重ねるにつれて、階段の上り下りや日々の家事動線は少しずつ体に響いてきます。
70代以上の親世代になると、2階へのアクセスは大変になるしワンフロアーでの暮らしが理想になります。
「いま暮らしを楽しむこと」と「これからの安心」のバランスをどう取るか――この「50代・60代からの戸建て2階の使い方」については、とても大切なテーマなので、また別の記事で詳しくお話ししますね。
さいごに
子ども達が巣立ったあとの部屋は、「役目を終えた場所」ではありません。
子育てを駆け抜けてきたあなたが、「これからの自分の人生をもう一度主役に据えるための場所」です。
完璧にリフォームしたり、一気に家具を買い揃えたりしなくても大丈夫。 まずは日当たりのいい窓を開けて風を通し、お気に入りの椅子を1脚置いてみる。
そんな小さくて心地よい一歩から、これからの住まいを再設計してみませんか?
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